円覚寺から鎌倉街道を鎌倉方面に少し歩いた街道の向いにあります。
東慶寺の開基(創立者)は北条貞時、開山(初代住職)は
北条時宗夫人の覚山尼(かくさんに)であるということで、
北鎌倉には時宗の眠る円覚寺と時宗夫人の眠る東慶寺が
向かい合わせに立つことで、仲睦まじい姿を見せているのです。
東慶寺には重要文化財である木造聖観音立像を始めとする仏像彫刻や
当時の調度品、縁切寺の歴史を伝える離縁状などの寺宝が多くあり、
境内の松ヶ丘宝蔵にて展示されています。
東慶寺の拝観料は100円ですが、この展示物を見るには、
別途300円の入館料が必要になります。
しかし、それだけの価値は十分にある展示物だと思いますので、
東慶寺を訪れたなら是非ご覧になってみることをお勧めいたします。
東慶寺は円覚寺や建長寺に比べると非常にこじんまりとした境内ですが、
「花の東慶寺」と呼ばれるように季節の花が色とりどりに咲き乱れる
境内の女性的な造園の造りが非常に美しい寺院です。
その繊細ともいえる女性的な造園が
季節の移ろいとともに様々な表情を見せ楽しませてくれることでしょう。
なお、水月殿に安置される木造水月観音菩薩半跏像の拝観は
電話かハガキによる予約が必要になりますので注意してください。