円覚寺は鎌倉五山第二位に列せられる臨済宗円覚寺派の大本山で、
鎌倉幕府執権北条時宗が中国僧の無学祖元を招いて創建した禅寺で
境内には禅僧が修行をしている道場があり、毎週土曜・日曜日には、
一般人も参加できる土日坐禅会が実施されていることでも有名ですね。
北鎌倉駅ホームの鎌倉方面の端には円覚寺入口の改札もありますが、
円覚寺の一部である白鷺池も併せて楽しみたいのであれば、
本改札から出ることをお勧めします。
本改札口を出てすぐ左には北鎌倉名物光泉のお稲荷さんもあるので、
食べたい人は売り切れる前にゲットしておいてください。
白鷺池方面からJR横須賀線の踏切を渡ると円覚寺入口です。
拝観料は大人300円(高校生以上)、小人100円(中学生以下)で
価格協定を結んでいるのか同じ北鎌倉の建長寺と同額です。
円覚寺総門をくぐって境内に入るとまず目を引くのは、
楼上に十一面観音、十六羅漢像などが安置された三門(山門)で、
その立派な容姿にはただ圧倒されることでしょう。
本尊の宝冠釈迦如来像や梵天・帝釈天像などが安置された仏殿を経て
境内を進むと、妙香池の先に神奈川県唯一の国宝建造物舎利殿があります。
舎利殿は塔頭(たっちゅう)正続院の中にありますが、通常は非公開で
一般公開は正月3が日と11月3日前後に外観が公開されるのみとなっています。
舎利殿から妙香池方面に戻り、境内を更に奥へ進むと、
道の脇の斜面に白鹿洞があります。
この白鹿洞は、落慶開堂の日に洞中から一群の鹿が現れた
というエピソードで知られていますが、斜面に空いた小さな洞なので
気をつけないと見落としてしまいます。
更に先へ進むと境内最奥に位置する塔頭寺院の黄梅院につきあたります。
北条時宗婦人の覚山尼が建立した華厳塔の地に、後に足利尊氏が
夢窓疎石(円覚寺15世住持)の塔所として建立したもので、
季節毎の花が楽しめる美しい庭園が特徴です。
来た道を仏殿まで戻り鎌倉駅方面へ進むと、国宝の梵鐘である
洪鐘(おおがね)のある弁天堂へ登る石段があります。
国宝の梵鐘「洪鐘」は北条貞時が国家の安泰を祈って寄進したもので、
高さ2.6メートルを超える鎌倉時代の代表的な梵鐘です。
急な石段を登ると、円覚寺一帯の景色を見渡せる景色の良い高台に
弁天堂と国宝の梵鐘「洪鐘」があり、弁天堂に併設された茶屋では
見晴らし台から景色を眺めながらところてんなどを楽しめます。
茶屋のところてんは酢醤油と黒蜜の二種類の味付けがありますが、
暑い季節なら酢醤油がさっぱりしていてお勧めです。
円覚寺は広大な境内に典型的な禅宗様伽藍配置を擁する寺院であり、
多数の重要文化財や国宝が祀られていますので、
最低でも1時間は時間を取ってじっくりと楽しんでみてください。
季節の花々や紅葉など、季節によって様々な景色が楽しめるので
何度訪れても飽きることはないと思いますよ。