情緒溢れる鉄道の旅で鉄道ファンに人気のローカル線も
経営悪化により廃止の危機に瀕している路線が多くあり、
経営改善のために様々な努力を模索しているようです。
そのような中で、岡山県の吉備線は
LRT化(路面電車化)を検討しているローカル線のひとつです。
吉備線は、岡山県岡山市の岡山駅から岡山県総社市の総社駅に至る
西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)です。
観光地として名高い吉備路を走る路線として知られており、
田畑の中に佇む備中国分寺の五重塔を始め、
古代吉備王国時代の中心地として桃太郎伝説も残されるなど、
吉備線沿線には多くの観光スポットが点在する人気のエリアです。
しかし、そんな吉備線も多くのローカル線の例に洩れず、
乗客の減少による経営難は深刻なようで、
2003年、西日本旅客鉄道は将来的に吉備線のLRT化(路面電車化)を
検討していると発表しました。
これは吉備線が岡山市内を走っていることから、
LRT化(路面電車化)して駅数を増やせば乗客の増加が望めるのでは
という考えに基づくものです。
しかし、同時に発表された富山港線のLRT化が
2006年に既に実現しているのに対し、
吉備線のLRT化案については地元自治体が消極的なこともあって
5年以上経過した時点においても具体化の動きはほとんどなく
未だに検討事項に留まっているというのが実情です。
吉備線のローカル線としての存続案として、
岡山電気軌道との相互乗り入れ案など様々な構想も浮かんでいる一方、
JRからの経営切り離しを危惧する意見もあり、
吉備線のローカル線としての存続は予断を許さない状況といえます。
桃太郎伝説で有名な吉備路の情緒を味わえるローカル線吉備線を
何とか存続させてほしいというのは全国鉄道ファンの願いでもあります。
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