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上淀白鳳の丘展示館で復元巨大仏像三体を見てきました


鳥取県米子市の上淀廃寺跡に建つ上淀白鳳の丘展示館へ
復元された白鳳寺院と巨大仏像三体を見に行ってきました。
上淀廃寺跡がある鳥取県米子市淀江町福岡地区は、他にも
妻木晩田遺跡や向山古墳群など貴重に遺跡が集中する地域で
かつて日本国内各地や朝鮮半島との交易などにより栄えた
当地の姿を偲ぶことのできる歴史を感じる地域です。
上淀白鳳の丘展示館は上淀廃寺金堂内部の復元展示を中心に、
壁画・塑像片などの出土遺物や、上淀廃寺建立以前の
淀江平野の歴史を語る考古資料を展示する博物館なのです。
(旧名・淀江歴史民俗資料館)


上淀白鳳の丘展示館入口.JPG 上淀白鳳の丘展示館.JPG

上淀廃寺跡は7世紀後半の奈良時代初頭に建てられ
火災により消失した寺院跡で、発掘調査された金堂跡から
粘度で作った仏像の破片とともに、奈良の法隆寺と並ぶ
国内最古級仏像壁画の発見により一躍有名になりました。
上淀白鳳の丘展示館には、上淀廃寺跡を始めとする
この地区の古墳群から出土した土器や副葬品などが展示され
当時のこの地の人々の暮らしぶりなどを偲ぶことができます。

上淀白鳳の丘展示館の絵画土器.JPG 上淀白鳳の丘展示館の土器.JPG

上淀白鳳の丘展示館には動物や人型の埴輪も展示されていて、
自然と人間が共存して暮らしていた当時の生活ぶりが窺えます。

上淀白鳳の丘展示館鳥の埴輪1.JPG 上淀白鳳の丘展示館鳥の埴輪2.JPG

上淀白鳳の丘展示館動物の埴輪群.JPG 上淀白鳳の丘展示館楯持人埴輪.JPG

上淀白鳳の丘展示館のハイライトは復元された金堂と
如来・菩薩の巨大仏像三体及び壁画でしょう。
粘度の仏像の破片や仏教壁画の破片が現存していたのは
上淀廃寺跡が火災による寺院の消失だったことから、
熱で粘度の仏像や壁画が鋳物化したことによるという
まさに奇跡的な偶然の産物によるのです。
その偶然の奇跡を無にしないよう、数々の困難を乗り越え
現代の英知を結集して金堂はその内部に至るまで復元されました。

上淀廃寺金堂入口.JPG 上淀廃寺金堂天井と梁.JPG

金堂の外には上淀廃寺跡から出土した粘度の仏像の破片が
パーツごとに展示されています。
それらを組み合わせて当時の姿のまま復元したのが
金堂内の如来・菩薩の巨大仏像三体です。
金堂復元当初は如来像一体のみの復元・公開でしたが、
2012年3月に両脇の菩薩像二体も復元・公開されたことで
遂に金堂内の巨大仏像三体が往時の姿で再現されたのです。

上淀廃寺跡の粘度の仏像破片.JPG 上淀廃寺跡の如来・菩薩巨大仏像三体1.JPG

上淀廃寺跡の如来・菩薩巨大仏像三体2.JPG 上淀廃寺跡の如来・菩薩巨大仏像三体3.JPG

上淀廃寺跡の菩薩像左.JPG 上淀廃寺跡の菩薩像右.JPG

また、金堂の外には法隆寺と並ぶ国内最古級の仏教壁画の
破片も展示されており、金堂内の仏像裏の壁には、
破片をもとに復元された壁画が色鮮やかに再現されています。

上淀廃寺跡の仏教壁画破片.JPG 上淀廃寺跡の復元仏教壁画.JPG

これらの出土物からの復元には多くの困難が立ちはだかり
復元は不可能とも言われる中、多くの関係者の不断の努力で
見事、上淀廃寺跡は当時の姿を取り戻したのだと言えます。
鳥取県米子市を訪れた際は、是非、上淀廃寺跡を訪れ
遠い古の時代の日本の文化の香りに触れてみてください。